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施工事例

揚水ポンプ取替工事 荏原製作所製 100MSN2615AB

2020-06-12
カテゴリ:陸上ポンプ
現場 : 福岡県飯塚市 某病院
工事名 : 揚水ポンプ取替工事
荏原製作所製 100MSN2615AB  2台
(エバラMSN型 :ナイロンコーティング製多段渦巻ポンプ)
 
今回はモーターは既設品を流用し、ポンプとベースを新品に交換するという作業内容です。
モーターを除いても、重量が250kg以上あるので、今回はユニック車も使って撤去・搬入を行いました。
 
 
▼ 施工前 ~ 撤去 ▼
新しいポンプを搬入し、組立、芯出し調整を行います。
※ポンプの設置において最も重要で時間を要するのが、この芯出しの作業です。
 
 
▼ 搬入 ~ 据付 ~ 芯出し調整 ▼
 
結線、配管接続、試運転確認をして取替完了です。
 
 
▼ 結線 ~ 配管接続 ~ 施工完了 ▼
この日は炎天下 気温も30℃超えで、とにかく暑かったです!!
こまめに休憩・水分補給しながらの作業でした。
また、今回はポンプが大きくて撤去・搬入にも結構時間がかかりましたが、何とか1日で2台とも交換できました(^^ゞ
 
 

 
【補足】 芯出し調整ついて
 
 
芯出しとはどういう作業なのか?
 
簡単に言うと、モーターとポンプを結合する際に軸同士の位置(上下左右)と角度(上下左右)を揃える作業です。
作業の内容としては、テーパーゲージで芯の状態を見ながら、モーター・ポンプの位置を微調整したり、ライナーを挿入して高さを調整したりします。
(説明が難しいので下のイラストをご参照ください(^^;) 
 
 
軸芯がズレた状態で運転すると、振動や騒音、軸受の異常摩耗などの原因になるので、ポンプ設置の際は必ず芯出し調整を行います。
 
測定→調整を何度も繰り返し、0.1mm単位の精度で調整するので、かなり時間を要することもあります。技術と経験が必要な作業です!
( ダイヤルゲージを使用した、1/100単位での精度の高い芯出しが必要な場合もあります。)
⇐ エバラ MSN型取扱説明書より抜粋させて頂きました。
 
(※許容値はメーカーや型式によって異なりますので、取説等でご確認ください。)
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